人見知りな話。

私はどうも生まれつきの人見知りらしく、ほんとに幼いころは母親とおばあちゃん以外完全にダメだったらしい。

 

 

親戚のおじさんでさえ、テーブルの向かい同士という一定の距離を保っていないとダメだったというのだからよほどだろう。

 

 

 

幼稚園小学校はあまり深く覚えてはないけれど、人見知りながらそれなりに友達も多くはないけれどいた。

でもどちらかというと大人しくて(?)やんちゃな印象を与えるタイプではなかった。

だから、やんちゃで誰とでも仲良くなれて、よく喋っていつもニコニコ元気な子がすごく羨ましかった。

 

 

 

 

そんな私が人見知りながら、初対面でも人並みに話せるようになった一つ目の転機は、中学に上がった時。

 

環境がガラッと変わって、周りに誰も知ってる人がいないという状況になった。

 


私はこれを逆手にとって、

今ならやんちゃな子になれる!人見知りしてる場合じゃない!勇気を振り絞って話てみよう!と、元気でやんちゃそうな子に話かけてみた。

 

この少しの勇気と決意が私の性格をガラッと変えたと言っても過言ではない。

 

中学高校を通して、良くも悪くも、クラスでもよく喋る、うるさい、やんちゃな部類、勉強もろくにしなかった、俗に言う問題児になるまでに成長した(笑)

 

 

 

 


そしてもう一つの転機。

それはアパレルを始めたこと。

 

 

初めて働いたお店がイベント大好きなお店で、ゲームやると○%offみたいなことを頻繁にやっていた。

それを沢山のお客様にやってもらうのが、新人スタッフの登竜門みたいになっていた。

 

自分からお客様に声をかけるだなんて、人見知りにはキツすぎてもうガクブル半泣きだった。

 

でもこれができないと延々これしかやらせてもらえないだろうし、何よりこの大好きなお店で働けなくなる。それが一番嫌だったから半泣きながらも必死でやっていた。

 

すると、だんだん楽しくなってきて数週間後にはノリノリでできるまでに。この変化には自分が驚いた。

 

 

この経験があって初めましての方でもそれなりに話せる今の私がある。 

 

 

ただ、未だ初対面の方と話す時、全く緊張しない訳ではなくて、うまくその場を乗り切ることはできる。という感じ。

 

ワーッて明るく話して、笑って、一通り盛り上がってって。

 

だから、後々「実は人見知りなんですよ〜笑」

なんて言うと、大抵「絶対ウソ」って即答される。

 

 

でもウソじゃない。根っこの部分では、全くもって心を開いていない。

心を開くには最低でも4〜5回は会わないとダメ。

 

 

そしてこれは、人見知りならではかと思うのだけど、

あ、この人なら大丈夫かな?ってわりとすぐにわかっているのも事実。この人になら心を開けるかなっていう判断力はすごくあると思う。

 

その上で、回数を重ね、何度も確かめ確かめ、

あ、大丈夫だな、と思った時、私の心の扉が開かれる。

 

 

 

 


人見知りを完全に克服することは難しいし、私も未だ克服したとは思えない。

 

はじめましての場面で心を開くまでいかなくても全然いいと思う。でも、その場で楽しく振る舞えるに越したことはないと思う。

 

 

簡単な言葉にするとしたら、
一回、新しい自分を作ってみる感覚かな。

 

少しの勇気と決意を持てたら違う自分にも出会えるし、見えてくる世界も少し広がるかもしれない☺︎