わだかまりが解けた日
「認めて、受け入れる」
数年前にもこのことの大切さを学んだはずなのに、忘れてしまっていた。
自分のことも、他人へ対しても
この「認めて、受け入れる」ができると
心が不思議なほど、ふわっと軽くなる。
優しくなれる。
今日は他人へ対して、について書いてみる。
実体験含め、親や家族、身近な人ほど
自分と違う考えに触れた時、思い通りにいかない時に反発してしまう、意地になってしまいやすいように思う。
私自身もかれこれ13年、思春期のちょっとしたことから一方的に心を塞ぎこみ、つい先日まで
親に対して全く素直になんかなれなかった。
どうせわかりあえないと思っていたし、家族なのに上辺だけの付き合いみたいに接していた。
家で今日あったことなんて話したこともなく、早く家に帰りたいなんて思ったこともなかった。風呂とメシとベットの為だけに帰っていた。
そうなったのにもこちらなりに理由があって、ものすごく簡単に言えば、とっても厳しい家庭で私の人生のレールを敷いてきて、それにはまるのがとっても嫌だった、という訳なんだけど
親も言えば1人の人間なのだから、完璧なはずもなくて。
親なりの愛情で私に良かれと思って考えてしてくれていたことだってまずは受け入れようと思った。
すると不思議なほどに、全く心持ちが変わったのだ。
「受け入れる」たったこれだけなのだけど、これが心からできると、
自然と「ああ、ありがたかったんだな」 という気持ちが芽生えてきて、今までの自分の行動がすごく申し訳なく思った。でも過去は変えられない。
だからこれからたくさん連絡をとろう、私は今実家から遠いところで暮らしているので、頻繁には難しいけれど帰れる時は帰ろう、と素直に思えた。
親が元気に暮らしてくれているうちに解決できて本当によかったと心底思った。
これがもし余命何年とか、亡くなってしまっていた後だったら絶対に後悔したし、
何より気づかせてもらえて本当に良かった。
自分でも驚くほどの心の変わりようだった。
13年のわだかまりが一気にほどけると
こんなにも優しい気持ちになれるのか
こんなにも感謝が溢れてくるんだ、と
感動した。
この夜のことはしばらく忘れないだろう。
最近の1番の出来事でした。